効果測定の典型的な方法

4段階の目的別評価が決め手!

社員研修の効果を正確に測定するには、まずその研修が何を目的としているのか、明確にしなければなりません。そこで、教育の達成度を評価する典型的なフレームワークとして有名なのが、「カークパトリックの4段階評価法」です。この方法では、研修の目的を大きく4つの段階に分けることで、実施する研修がどこを目指しているのか、適切に分類して確認することができます。

この4段階とは具体的に、レベル1のReaction(反応)から始まり、レベル2のLearning(学習)、レベル3のBehavior(行動)、そしてレベル4のResults(結果)で表されます。そしてレベル1では、研修者がどのように研修内容に反応して満足したか、レベル2では内容をどれだけ理解してマスターできたか、さらにレベル3で研修で学んだ内容を実際に仕事に活かしているか、さらにレベル4では仕事で活かした上で結果に反映できたのか、といったステップで測定していきます。

各レベルでの具体的な測定方法はこれ!

次に各レベルの測定方法について、具体的に見ていきましょう。まずレベル1の典型的な測定方法は、アンケート調査です。これによって、研修の初歩であるレベル1をクリアしているのか確認し、次のステップへの判断材料にします。

さらにレベル2においては、テストによって測定を行います。研修内容がどれだけ定着しているのか、テスト形式で出題して確認します。もちろん研修に参加した全員が受験します。

続いてレベル3では、回顧調査による測定を実施します。研修から一定期間が経過してから、回顧するかのようにアンケートやインタビューを実施して、研修内容が実践できているか確認します。なお調査対象は研修者だけでなく、同じ職場の上司や同僚にも及びます。

最後のレベル4になると、実際に企業の業績に反映しているのか、調査することになります。ただしこのレベルになると、研修との因果関係が複雑化するため、絶対的な測定方法もないのが現状です。